万画越境

皆さま、いつも応援有難うございます。
【万画越境】は主に葉書寸法の小さな作品ですが、現在7000点余り。大きく最良な紙、コットン100%は少々値が張ります故。
 円空さんの木端仏とはいきませんが、ひと呼吸ひと呼吸をたいせつに。葉っぱがひらりと落ちて、地をふわりと転がる如く、令和の新たなる無常観でしょうか。ひと夏命懸けで木を支えてきた葉っぱたちをひとつひとつ眺めています。収穫と葉を詠む季節です。
 葉っぱを観ていて、手抜きと単純化は違うなと。濾過する如くに咀嚼し、精制したうえで純度を増した唯一無二が単純です。さらに向かうところは概念自体が“水”のように変幻自在な状態へ持っていけるか、それが問題で、とても難儀。そうなれば時空を超えて、いつでもあなたの側に寄り添い、生活生命の助けになる。そんな作品で在りたいと思っています。
 難儀というのは思い込みで、葉っぱに成りきってみれば良いというものです。最近のテーマでもたる「空隙(くうげき)」は簡単に言えば「間」です。モノが存在するためには間が必要なんですよね。そうした中にあるであろう波、現象、生命を描いている感じです。また気になるところは意識と、編集しない編集です。また掘り下げます。
 皆さまご機嫌よう。佳き日になりますよう🍀🍀🍀

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